もくじ
|
始発電車でも日の出に間に合い、山頂から東の空が望める日和田山に行ってきた。 山頂到着時、関東平野には無数の灯が輝いていたが、地平線が徐々に紅に染まり、そして都心のビル群の向こうから金色の太陽が姿を現した。 日の出前の山歩きには不安があったが、予想をはるかに上回る人出、家族連れも多く賑やかっだった。
初日の出以来、だいぶ間があいてしまったが、久しぶりに山を歩いてきた。 行き先は何時もの伊豆ヶ岳。青空で風も弱く、穏やかな天気のせいか多くの人が訪れていた。山道に雪は無く、武甲山や大持山の山肌にも白い所は無かった。 快適で歩きやすい気候だったが、雪のない冬の山は、ちょと物足りない。
天気予報では五月連休並みのに気温になるとのだったが、外れても困らないよう冬の支度で出かけた。 しかし気温は予想以上、秩父の最高気温は25℃を超え夏日を記録した。セーター等は脱いで歩いたが、冬支度での山歩きは大変暑かった。 気温が上がっても、雪が残っていれば冬の風情を楽しめるが、今回は全く残っておらず、冬とは思えない一日だった。
富士を眺めに金時山に行ってきた。山頂からは期待通りの大きな富士山、富士五湖方面からとは違った姿を楽しめた。 公時神社から登る道は多くの人で賑わっていた。この道は南斜面、期待した雪は殆ど無く、道はぬかるんで歩き難かった。 帰路は足柄峠を経て足柄駅に下った。山頂直下は急な北斜面、凍結しており緊張した。この道は車道歩きの多いのが難点、しかし歩く人が少なく静かで、眺めの良い所や城跡もあり楽しめた。
前日、東京に雪が降った。 雪に覆われた景色を期待し出かけたが、山頂付近の積雪は数cm、地面が見えている場所も多く一寸期待外れだった。 しかし、山頂付近の冬枯れの木々は、白い花が咲いたように鮮やか、周りの山もすっかり雪化粧、何時もとは違った美しさを見せてくれた。
今熊山から戸倉三山を繋ぐ尾根を歩いてきた。このコースは距離が長い上、小さな峰が連なっており、評判通り充分に歩きでのあるコースだった。 道は殆ど木々に覆われているが、ひらけた所からは真っ白な富士や、霞んだ関東平野を望むことができた。 市道山までは山岳耐久マラソンコースの入口にあたり、走っている人に何度も出会った。しかし臼杵山から元郷までの道は踏み跡も薄く、出会う人も稀な静かな道だった。
昨日は平地でも雪の降った所があったようだ。山頂付近に残っているのでは?と思い出かけたが、木の根元にほんの一握り、期待外れだった。 しかし、天狗岩近くの陽溜まりで、まだ早いと思っていたカタクリを見ることができた。3月下旬とは思えない風の冷たい一日だったが、季節は確実に進んでいる。
奥武蔵の山から小さく見える浅間山、間近で眺めてみたくなり鼻曲山に行ってきた。 山頂からは、薄っすらと煙を上げる浅間はもちろん、妙義の奇峰群、白く輝く八ヶ岳/南アルプス/上越国境の山々を見渡すことができた。 長日向からの道は、落葉松の葉が積もり絨毯のようで歩きやすかった。熊野神社への道は、霧積方面の分岐を過ぎると出会う人もなく、道端には爪痕のある幹もあった。熊よけ鈴を鳴らしながら足早に歩いた。
今年も外秩父七峰縦走ハイキング大会に参加した。七つの峰を巡る約42Kmコースだが、官ノ倉山〜笠山〜堂平山〜剣ヶ峰を巡り白石峠(概ね中間地点)に達したのは13時過ぎだった。このペースでは、完歩は難しいと思い縦走を中止してバス停へと下った。 縦走コース途中の萩平や、バス停のある白石付近は花の豊かな山里だが、今年は花の時期が早かったようだ。桜やレンギョウは若葉が目立った。
出かける時は殆ど電車バスだが、今日は車で出かけてみた。混雑を避けようと早朝出発し、現地には8時過ぎに到着したが、既に多くの人で賑やかだった。 盛りはやや過ぎたようだが、青空のもと、武甲山を背景に白やピンクの花が広がり綺麗だった。 帰路の途中に立ち寄った、あけぼの子どもの森公園は『ムーミン童話』の世界を取り入れた施設。ほのぼのとした雰囲気が味わえた。
初日は飯綱山に登った。曇天だったが、山頂付近からは、若い時に歩いた白馬〜五竜〜鹿島槍と連なる北アルプスの山脈、更に戸隠、高妻、妙高、黒姫等、まだ足跡を標していない北信の峰々を望むことができた。飯綱山の南登山道は、山頂直下まで雪もなく快適に登れたが、見渡す高峰は白く輝き、まだ雪の世界だった。 翌日は越水ヶ原から戸隠奥社、植物園を経て中社まで歩いた。道中、彼方此方でカタクリ、ミズバショウ、リュウキンカ等、春を告げる花が咲き誇っていた。山々の眺望と、戸隠の自然を充分に楽しみ、満足の二日間だった。
前回登ったのは2ヶ月余り前、山は雪化粧していたが、季節は進み山は若葉に覆われていた。天気も良く、若々しい緑が青空に映え、風も爽やかで快適だった。
裏妙義の尾根に金槌を突刺した様な奇峰、丁須の頭に行ってきた。ここは、若い時に何度も訪れ、当然のように頂上まで登っていたが、最後の鎖はオーバーハング気味で難度が高い。今回は最後の岩の直下までで引き返した。 鍵沢コースは若葉が茂り視界は良くなかったが、山頂付近からは、荒船、浅間、鼻曲、更に八ヶ岳も望むことができた。 ここを登ったのは約40年ぶり、裏妙義では比較的歩きやすい道と思っていたが、足場の悪い所や判りにくい場所もあった。記憶違いかコースか付け替えられか?
芦ヶ久保駅から二子山に登り、更に武川岳を経て名郷まで歩いた。 山道は緑に覆われ眺望は悪くなったが、道端には初夏の花、エゴノキ、フタリシズカ、コアジサイ、ウツギ、ユキノシタ等を見ることができた。何れも白い花。梅雨時の花は控えめ? 特に、フタリシズカとコアジサイは数が多く、彼方此方で見ることができた。一時に比べ杉の間伐が進み、花の数が多くなったような気がする。
平標登山口バス停から松手山経由で登り、山頂から山ノ家経由でバス停に戻った。 山道に入ると樹林帯の急な登りが暫く続いたが、30分程登ると視界が開けた。この後も急な登りが続いたが、ツツジの花を皮切りに、道端に多くの花が見られるようになった。松手山からは樹林帯も途切れ、青空を背に緩やかに延びる稜線を、足元の高山植物を眺めながら山頂に向かった。 山頂を過ぎ仙ノ倉方面に少し下ると、白、黄、薄紫の花が一面に広がり、期待通りのお花畑だった。しかし濃い霧が絶え間なく吹付け視界は数十m、仙ノ倉往復はやめ引き返した。 評判通り、花の咲き乱れる山道だった。
みかぼ高原荘(群馬県神流町)のホームページで、近くにニッコウキスゲの群生地があることを見つけ出かけた。 群生地は西御荷鉾山の山頂付近、丁度見頃、多くのニッコウキスゲが一面に咲いていた。有名な霧ヶ峰と規模は比べようもないが、周りには人影も疎ら、静けさの中、ゆっくり楽しんできた。 今回、珍しく車で出掛けたが、国道(462号線)を離れてからは道幅が狭く「対向車が来たら大変!」と緊張しながら運転した。公共の宿への道なので、それなりの幅の道と思い込んでいたが甘かった。
梅雨時の低山歩きは暑さと湿気が大敵だが、この日は温度、湿度共に低め、涼風が心地好かった。 山は深緑に覆われ、花の姿も目立たなくなったが、正丸駅から馬頭様(登山口)迄の道はアジサイが見頃で華やかだった。
白砂に聳え立つ岩塔、鳳凰三山の景色は素晴らしかった。しかし、二日間共曇り時々雨、特に稜線を歩いた二日目は、時々身を屈める程の強風で大変な山歩きだった。 稜線の所々には、白地に淡いピンクのハクサンシャクナゲが綺麗だった。その他にも多種の花が見られたが、悪天候でゆっくり眺める余裕はなかった。
畳平にはハクサンイチゲの白い花が一面に広がり、所々にピンクや黄色の花も混じり、見事な眺めだった。パンフレットには「お花畑」とあったが、バスで入れる所なので、それなりかとも思っていたが、期待を超える素晴らしさだった。 千畳敷カールは、剣ヶ池付近で多くの高山植物を見ることができたが、上部には大きな雪渓が残っており、花も疎らだった。雪渓は雨で濡れて滑りやすく、「観光客」には一寸厳しかった。 カール一杯に広がる花と青空を背にした宝剣岳を期待し、ここを訪れたのは4回目。今回も望みは叶えられなかった。 上高地から眺める山々の稜線は、雲に覆われていた。雲や霧に覆われた姿も、それなりの趣があるが、やはり穂高の稜線が見えないと物足りない。 今回の旅は、多くの花を見ることができたが、ほとんど曇り時々雨。やはり青空を背景にした姿が見たかった。
扇沢から柏原新道を種池まで登って一泊、翌日は爺ヶ岳を目指す予定だった。しかし夜明け前から激しい雨、登頂を諦め下山した。 初日も霧時々小雨、二日間共に眺望は全く得られなかったが、種池山荘周辺にはハクサンフウロ他の花が一面に広がっていた。 今年は高山植物と雪渓、青空を背景にした稜線を期待し、平標、鳳凰三山、千畳敷カール、乗鞍畳平、種池と多くの場所を訪れた。高山植物は何れも期待通りだったが、平標以外は荒天、雨具大活躍の夏だった。
いつも賑わう山だが、平日のせいか山頂は貸切状態。頂を越える風も心地良く、静かな一時を味わってきた。
山に向かう道脇には秋の花が咲いていた。しかし陽ざしが強い上に風が弱く、たいへん暑かった。また、雨の後でヌルヌルと滑りやすい所もあり、子ノ権現まで歩くつもりだったが、天目指峠で止めて下山した。 青空の下の山歩きは久しぶり。山歩きは青空の下が良いが、低山歩きには、まだ暑い。
ロープウェイで山頂駅まで登ったが、霧で視界は数mから数十m。散策するのも躊躇われる程だったが、山道を数分歩くと数輪のリンドウを見ることができた。ただし、見頃は過ぎたとのことで、数は少なかった。 この後、広い道の両側に茅葺の家が規則正しく並ぶ大内宿を散策してきた。天気には恵まれなかったが、大型連休前ということも有り、渋滞はなく予定より早く帰宅できた。
川苔山から本仁田山に繋がる稜線は濃い霧に覆われ、霧の中に木々が消えていく姿は墨絵のようだった。眺望は得られなかったが、暑すぎず寒すぎず、歩くには良い気候だった。 山頂の古い標識は「川乗山」、新しい案内図は「川苔山」になっていた。読み方は一緒だが、山名は「川海苔」に由来するらしい。やはり「苔」の方がしっくりする。
若い時(30年前?)に購入した重登山靴を7年ぶりに使ってみた。 片足1400gで少々重く堅いが、ガッチリ感があって歩き出しは快適だった。しかし歩き始めて数分で踵に違和感を感じ、更には爪先も痛くなってしまい大変だった。湿った下りでも滑りにくて安定感抜群だが、足には優しくなかった。あちら立てれば、こちらが立たずか? 紅葉はまだ先だが、若い人から中高年まで、多くの人が訪れていた。
山道脇の流れを見たら、流木は増えたが沢筋がスッキリした様な気がした。先日の台風で、沢に積もっていた落ち葉などが流れた? 先週と同様、重登山靴で出かけたが「昔はインソールがなかった」と気がつき、インソールを外してみた。効果はてきめん、かなり歩きやすくなった。 前回同様、若い人から中高年まで、多くの人が訪れていた。
JR吾妻線の近く、切立った特異な山容の岩櫃山に行ってきた。 山頂は小さな岩峰で眺望は抜群、雪を纏った浅間や奇岩の連なる妙義など、360度の眺めを楽しんだ。また、青空を背景に紅や黄に色付いた木々が岩壁に映えて綺麗だった。 駅から山頂まで休憩も含め約一時間半、道標も整った低山だが、山頂への最後の数mは急なクサリ場、高度感があり緊張した。
京都の紅葉名所、鞍馬寺・東福寺・善峯寺・光明寺と夜間特別拝観の青蓮院に行ってきた。紅黄に緑の混じる木もあったが、ほぼ期待通り、晩秋のあでやかな姿を楽しむことができた。 特に善峯寺は眺望も良く、開放感があり素晴らしかった。ここには枝垂れ桜、つつじ、紫陽花も多数植あり、いつ訪れても各々違った姿が楽しめそうだ。 また、東福寺は住宅街に接した場所で、どんなものかと思っていたが、さすが紅葉の名所、とても綺麗だった。 今回は茅野駅までJR、ここからバスという変則的なツアーだったが、車窓からの山梨〜長野〜岐阜の紅葉も見頃だった。
白谷沢から登り、滝ノ平尾根を下った。このコースは杉林が多いが、植林の途切れた所では黄や紅に染まった木々が綺麗だった。 白谷沢は木の葉が覆いかぶさっているせいか、ここでの写真は、これまでピンボケの連続だったが今回はそれなりに撮れた。
紅葉の名所、平林寺に昨年より2週間程早く出かけた。昨年、山門付近は散りかけていたが、今回は狙い通り見頃で綺麗だった。 しかし、奥に進むと小さな楓は色付いているものの、大きな楓は緑色。木の種類や陽の差し具合で色付きの時期は異なり、一斉に見頃になるわけではなさそうだ。 ところで、紅葉を求め出かけるようになったのは、この数年。艶やかに、枯れ散る前の晴れ姿。こんな美しさを理解できる齢になったらしい。
伊豆ヶ岳では紅葉に感激した記憶がないが、綺麗に色付いているという話を聞き、出かけてみた。山頂付近の木々は葉を落としていたが、下り始めると直ぐに風景は一転、綺麗に色付いていた。更に古御岳からの下りは、紅や黄に染まった木々が一段と多く、時々立ち止まりながら充分に楽しんだ。 また天目指峠付近から子ノ権現にかけては、小紫陽花などの低木が色付き、高木とは違った趣きがあった。このコースは何度も歩いたことがあるが、此れほど見事な色付きは初めて。花も紅葉も見頃は短期間、風景は毎回異なり何度歩いても楽しめる。
箱根の最高峰神山に登り、更に駒ヶ岳まで歩いた。ここからロープウェイと船で元箱根まで移動した後、箱根旧街道を箱根湯本駅まで歩いてきた。 駒ヶ岳からは富士はもちろん、丹沢、三浦半島、伊豆の島々、伊豆半島、駿河湾等々、思う存分眺望を楽しんだ。これに比べ、神山や冠ヶ岳は木々に覆われ展望は良くなかった。 箱根旧街道は石畳で有名だが、前夜の雨のせいか、濡れた所が多く滑り易かった。特に、昔のままの石畳は表面が一段と滑らか、江戸の旅人に思いを馳せる余裕はなかった。
空気の澄んだ寒い一日で、山頂の展望台からは関東平野を取り巻く山々がくっきり、いつも霞みがちな筑波山もはっきりと見えた。 雪は無かったものの、木々は葉を落とし、足元には霜柱。華やかな紅葉の季節は終わり、冬の装いになっていた
|